
産婦人ではピルだけもらうことはできず、処方の際には必ず医師による診察が必要です。
待ち時間が長かったり、時間を作って受診したりするのは大変なので、「ピルだけ欲しいのに」と思っている方は少なくありません。
もしも「忙しくて病院へ行けない」「待ち時間にうんざり」と悩んでいるなら、オンライン診療を利用するのがおすすめです。

オンライン診療は2020年頃から広まり始めた診療形態で、「遠隔診療」とも呼ばれています。
病院へ行かずに診察・ピルの処方が受けられるため、忙しい方でも利用しやすいのがメリット。
診察後は自宅にピルが郵送されるので、薬局へ行く手間も省けます。
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※税込み/保険適用外
【結論】産婦人科でピルだけもらうことはできない
産婦人科でピルを処方してもらうには、医師の診察が必要です。
一方で、処方に伴う検査は医師の判断で行われており、検査なしでピルを処方しているクリニックもあります。
- 処方前には必ず診察
- 診察はオンラインでも対応
- 検査は医師の判断で実施
- 数シートまとめて処方も可能
ピルの処方には医師の診察が必要
産婦人科でのピル処方に診察が必要なのは、法律で「無診察治療等の禁止」が定められているため。
ピルは、効果が高い一方で副作用が発現しやすい「医療用医薬品」にあたり、無診察治療等の禁止に該当します。
市販されている薬は医療用医薬品に該当しないので、診察なしで購入できますよ。
- ピル使用が問題ないか確認するため
- 副作用やリスクを知ってもらうため
- 正しくピルを使ってもらうため
- 適したピルを選ぶ必要があるため
処方にあたって検査は必須ではない
ピルの処方にあたって、検査は必須項目ではありません。
ただし、生理痛や生理不順がひどい場合は、原因を特定するために検査が行われることもあります。
検査を行うかは、医師が判断します。
検査が必要なケース
検査が必要なのは、生理痛や生理不順がひどく婦人科系の病気が疑われる場合です。
また血栓症のリスクが高い方や、健康診断を定期的に受けていない方も検査を勧められることがあります。
- 生理痛や生理不順がひどい
- 不正出血がたびたび起こる
- 血栓症のリスクが高い
- 保険適用を受けたい
なお、保険適用を受けたい場合も検査が必要です。
ピルに保険を適用できるのは、月経困難症の診断を受けた場合のみ。
診断には子宮の状態の確認が必要なため、検査が行われるのです。
検査の内容
ピル処方の前には、血液検査やエコー検査が行われます。
生理痛や生理不順などの症状がある場合、検査は保険適用で1回1,000〜2,000円が相場です。

検査のほか、身体測定や血圧測定も行われます。
【処方の流れ】産婦人科でピルをもらうには?

産婦人科へ行くと、受付で受診の目的を聞かれます。
目的を聞かれたら「ピル処方を受けたい」と伝えると、スムーズにピル処方が受けられますよ。
なお、診察では「健康状態や生理周期」「病歴やピルの服用経験」「飲酒や喫煙」などについて、医師から質問されます。
心配なことは、医師に質問して解決しておきましょう。
産婦人科で処方されるピルの種類
産婦人科では、低用量ピル、超低用量ピル、月経移動ピル、アフターピルの処方が受けられます。
低用量ピル (避妊用) | ・シンフェーズ ・トリキュラー ・アンジュ ・ラベルフィーユ ・マーベロン ・ファボワール |
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低用量ピル (治療用) | ・ルナベルLD ・フリウェルLD |
超低用量ピル | ・ルナベルULD ・フリウェルULD ・ジェミーナ ・ヤーズ ・ヤーズフレックス |
月経移動ピル | ・プラノバール |
アフターピル | ・ノルレボ ・レボノルゲストレル |
低用量ピルには、「治療用」と「避妊用」の2種類があります。
治療用は月経困難症の方に処方されるピルで、保険適用です。
一方で、避妊用の低用量ピルやアフターピルなどは、産婦人科で処方を受けても保険は適用されません。
保険が適用されると、3割負担でピルの服用を続けられます。
オンライン処方なら2回目からピルだけもらうことが可能
▼診察が必要なタイミング
オンライン | 初回ピルを変更したいとき ピルを中止したいとき ひどい副作用が出た場合 |
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産婦人科 | ピル処方の都度 |
産婦人科では、初回も2回目以降も通院のたびに診察が必要です。
一方で、オンライン処方なら2回目以降は診察なしでピル処方を受けることが可能。
さらに待ち時間や移動の手間がないなど、さまざまなメリットもあります。
定期便なら診察なしでピル服用を継続できる
オンライン処方で選べるプランの1つ「定期便」を利用すれば、一定の期間ごとに自動でピルが届きます。
初診は診察が必要ですが、2シート目以降は診察なしでピルの服用が継続できるのです。
▼診察の違い
オンライン | 定期便は2シート目~診察なし 1年に1回は診察が必要 ピルの変更時には診察が必須 |
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産婦人科 | 受診のたびに診察 基本は診察が有料 |
定期便の解約は、ネットで手続きできます。
初診でも検査が不要
オンライン処方では、初診でも採血や内診などの検査がありません。
そのため、心身の負担なくピル服用が始められます。
▼検査の違い
オンライン | 基本は検査なし 血液検査キットを販売 ※自宅用 |
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産婦人科 | 1年に1回の頻度で検査 ・血液検査 ・エコー検査など |
なお、ピルの服用には肝機能障害や血栓症など気づきにくいリスクも伴います。
そのため、1年に1回は産婦人科医で検査を受けるのがおすすめです。
定期検査は、女性特有の病気の早期発見にも役立ちます。
完全予約制で待ち時間なし
オンライン処方サービスのほとんどは、完全予約制が採用されています。
そのため、待ち時間なしで診察やピル処方を受けることが可能。
人気のサービスでも予約枠が埋まるケースはほとんどなく、都合に合わせて予約が取れます。
オンライン | ・基本は完全予約制 ・待ち時間なし |
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産婦人科 | ・予約なしの病院が多い ・待ち時間が発生しやすい |
産婦人科で待ち時間が発生しやすいのは、ピル処方を希望する方以外も受診しているためです。
オンライン処方は利用者が「ピル処方」に限られるため、待ち時間が少なく予約も取りやすいのです。
電話やチャットを使った非対面の診察も可能
オンライン処方での診察には、ビデオ通話・電話・チャットなどが利用されています。
電話やチャットなど非対面での診察なら、デリケートな悩みも相談しやすいでしょう。
診察の方法はサービスによって異なるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
ピルの料金は産婦人科での処方と変わらない
▼各ピルの値段相場
低用量ピル | 2,000~3,000円 |
---|---|
超低用量ピル | 4,000〜10,000円 |
アフターピル | 6,000〜15,000円 |
月経移動ピル | 4,500~6,000円 |
オンライン診療と産婦人科では、処方されるピルの料金が同程度です。
ただし、ほとんどのオンライン処方では保険が適用されません。
そのため、保険適用のピルを買う場合は、産婦人科を受診がおすすめです。
検査を受けて、月経困難症・PMSと診断されると保険が適用されます。
- フリウェル
- ルナベル
- ヤーズ
- ドロエチ
- ジェミーナ
- ヤーズフレックス
産婦人科やピルだけもらう方法に関するQ&A
Q.産婦人科で低用量ピルの処方は保険適用外?適用になるピルの種類と違いは?
低用量ピルは処方の目的によって、保険適用の可否が決まります。
産婦人科で避妊目的の低用量ピルを処方してもらう場合は、自由診療(保険適用外)。
一方で、月経困難症などの治療目的で処方されるピルは保険適用です。
保険適用 | 治療目的で飲むケース ※月経困難症・PMS |
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自由診療 (保険適用外) | 避妊用ピルの処方 ニキビ治療に使うケース |
保険適用なら3割負担で、診察とピルの処方が受けられます。
なお、月経困難症とは、生理の際に伴う不調の総称です。
生理の際の腹痛や頭痛、情緒不安定、倦怠感などは、月経困難症に含まれます。
▼保険適用になるピル
低用量ピル | ・ルナベルLD ・フリウェルLD |
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超低用量ピル | ・ルナベルULD ・フリウェルULD ・ヤーズ ・ドロエチ ・ジェミーナ ・ヤーズフレックス |
Q.ピルの処方に内診は必須?
ピルの処方に、内診は必須ではありません。
内診とは、膣の入り口から専用の器具を入れて子宮の状態を確認する検査のことです。
基本的に内診は、生理痛がひどかったり、不正出血が見られたりする場合のみ行われます。
Q.低用量ピルは産婦人科以外ならどこで買える?何科で処方してもらえる?
低用量ピルは産婦人科だけでなく、オンライン診療・婦人科・内科でも処方を受けられます。
また、ピルにはニキビ改善の効果が期待できるため、皮膚科で低用量ピルを取り扱っているケースも。
一方で、ピル処方には医師の診察が必要なため、Amazonや薬局・ドラッグストアでは購入できません。
Q.中学生・高校生でも産婦人科で低用量ピル・アフターピルは買える?
中学生・高校生でも、産婦人科で低用量ピルやアフターピルを処方してもらえます。
ただし、一部のクリニックでは保護者の付き添い・同意書の提出などが必要。
また、オンライン処方は年齢制限が設けられているサービスもあるので、事前に確認しましょう。
▼未成年も使えるオンライン処方
【エニピル】![]() 年齢制限なし | 初回:2,563円 2回目:3,278円 |
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【マイピル】![]() 15歳以上 | 初回:0円 2回目:2,959円 |
※税込み/保険適用外
Q.産婦人科でピルを処方してもらう場合の初診料は?1か月の値段はいくら?
産婦人科でピルを処方してもらう場合、初診料は約1,000〜2,000円です。
また、低用量ピル処方の月額は3,000円前後が相場。
なお、オンラインでも診察代や月額は同程度です。
Q.産婦人科でピルを3か月分まとめて処方してもらうことはできる?
産婦人科では、3か月分のピルをまとめて処方してもらえます。
ただし、初回はピルとの相性を確かめる必要があるため、処方は基本1か月分。
1か月ピルを飲んで強い副作用が出なければ、2回目以降は数シートまとめての処方が叶います。
なお、処方数の上限は、クリニックによって異なります。
- 血栓症
- 頭痛や腹痛
- 気持ち悪さや吐き気
- 不正出血
ピルだけもらうなら産婦人科医のいるオンライン処方がおすすめ
「ピルだけもらいたい」なら、産婦人科医が診察を担当している「オンライン処方」を利用するのがおすすめです。
オンラインなら自宅でピル処方が完結するため、忙しい方でもピル服用を続けられます。
1シートのみ試しに処方を受けることもできるので、ぜひ利用してくださいね。
【未承認医薬品等異なる目的での使用】低用量ピルは、国内でPMS治療の承認が下りてない医薬品です。
【入手経路等】国内医薬品販売代理店
【国内の承認医薬品等の有無】なし
【諸外国における安全性等に係る情報】頭痛、吐き気 、不正出血 、乳房の張り等のリスクがあります。
【医薬品副作用被害救済制度について】万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外です。