Q 相談外来について
婦人科受診を考えている方や、受診したいけど迷っている方がたくさんいると思います。それは内診が苦手な方が多いからです。
当クリニックでは気軽に受診していただけるように「相談外来」を作りました。
相談外来ではお話しのみで、内診をしません。
相談外来の流れ
お体の気になることや、症状をお話していただきます。そこでどのような検査が必要かプランを立てます。プランを立てた上で今後の検査の方針をお伝えし、最低限必要な検査の料金案内を致します。ご希望でしたら、実際の内診室を見ていただき、そのまま診察を受けていただくことも可能です。
内診時に安心な使い捨て検査用スカートもご準備しております。(1枚¥220税込)
できるだけ婦人科を知っていただき、婦人科疾患早期発見を目的としております。お気軽に受診してください。
「相談外来 ※医療広告ガイドラインの限定解除に基づく表示」
Q 診察料金について
ご料金が不安な方はお声かけください。おおよそのご料金をお伝えし、納得された上で検査をさせていただきます。
また、札幌市子宮がん検診もお取り扱いがございます。助成対象の方は頚がん検診1400円、頚体部検診2100円で受けることができます。
お支払い方法もお選びいただけます。以下の通りです。
お支払方法
- 各種クレジット
- 電子マネー(Edy、iD、Kitaca、nanaco、WAON、QUICPay、paypay)
- デビットカード
Q 妊婦健診について
妊娠初期から妊婦健診に通われる方をサポートいたします。当院では分娩は扱っておりませんが、ご希望の施設へご紹介をさせていただいております。当院と医療連携を結んでいる病院もありますのでご相談ください。
また、当院で妊婦健診1回目から継続で受診されている患者さまに限り、院長が勤務していた札幌マタニティ・ウィメンズホスピタルも紹介いたします。全国でもトップクラスの分娩件数、助産師数を誇り、各種クラスやアメニティでも充実しているので、必ず満足していただける施設です。院長も当直をしているため、妊娠中の急な入院でも対応させていただきますのでどうぞご安心下さい。
【ご予約方法】
妊婦健診は完全予約制で、ご予約はお電話でのみ承ります。お電話の際には「妊婦健診の予約」とお伝え下さい。また、妊婦健診のご予約・ご変更・キャンセルはネットからは承れません。ご面倒をおかけ致しますが、お電話でご連絡をお願い致します。
Q 尿漏れについて
恥ずかしくて人には言えないとお思いでしょうが、女性の方は比較的多いのです。年配の方の症状と思われがちですが、実は20代からお悩みをお持ちの方が目立ってきています。出産後は特に多く、年齢が上がるとほとんどの女性が経験するといわれます。
決して恥ずかしいことではないので、お悩みの方は一度ご相談ください。
Q プライバシーについて
どうしても施設の都合で、受付、診察、会計など、一連の流れの中でのプライバシーが守られていないことや、医療スタッフの問題で、診察の中でのちょっとした語尾、私語、笑い声などで、患者さんに不快な思いをさせてしまってプライバシーが守られていないことがよくあります。
ひなたクリニックではこのようなことを極力排除して、以下の設備を導入して居心地の良いクリニックを目指しています。
- 患者様のお名前はお呼びしません。お呼び出しはすべて診察券番号です。
- 中廊下を設け、待合室と診察室の完全分離により、声、音が漏れるのを防いでいます。
- 診察室・内診室・処置室・カンファレンスルームは完全個室です。
Q 子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)について
対策
ワクチンを使用することにより免疫を獲得する方法が考案されました。対象年齢は日本では10歳以上です。これはセクシャルデビュー(性交渉)前に免疫を獲得させるためです。もちろんそれ以上の年齢に対しては制限がないため、中学生以上のすべての女性が対象となります。効果持続としては、少なくても20年間は抗体を維持することが推計されています。
ただ、このワクチンですべて防げるわけではありません。また、すでに細胞に変化が起こっていることもありますので、性交渉がある方は子宮頚がん検査をしてからワクチンを検討することをお勧めします。
回数(全3回接種します)
初回接種で1回目、2か月の間隔をあけて2回目、6か月の間隔をあけて3回目を接種します。
ご予約方法
完全予約制です。ワクチン確保のため、お電話にて承ります。
ご料金
料金は各1回30800円(税込) ※全3回接種92400円(税込)
定期接種、キャッチアップ接種ご対象の方は無料です。
Q STD(性行為感染症)について教えて下さい。
- クラミジア
- 淋病
- トリコモナス
- 外陰部ヘルペス
- 尖圭コンジローム
- 毛じらみ
- 梅毒
みなさんは、性病というと、自分とは関係ないと思うかもしれません。しかし、最近の婦人科外来では決して珍しいことではありません。いつの間にか感染していることも多いのです。また、パートナーと一緒に治療をしなければなりません。大変申し訳ございませんが、男性の直接診療はできかねます。泌尿器科での受診が必要です。
婦人科での検査は、おりもの検査、血液検査などをします。検査結果まで約1~2週間程度かかります。
症状の有無、状況により保険診療または自費診療となります。
詳細は、来院時に説明いたしますのでご安心下さい。
それでは、代表的な性行為感染症をご説明します。
クラミジア
みなさんも「クラミジア」という言葉を聞いたことがあると思います。ではクラミジア感染症はどのような病気なのでしょうか?
セックスで感染する性行為感染症のひとつで、非常に多い病気です。典型的な症状に乏しく、原因不明の繰り返す腹痛、子宮外妊娠、不妊症などで分かることが多いです。10代~20代に多く、3人~4人に1人という報告があります。複数のパートナーとのセックスで感染することも多い病気です。
札幌市は全国平均よりも高い確率で感染しています。男性は排尿時痛、睾丸炎などの症状が多いですが、女性と違い排尿することでクラミジアが洗い流されて、検査しても陰性となることがあります。ここで男女間でのトラブルになることも多いのですが、女性だけでなく、男性も泌尿器科にて検査をすることが必要です。治療方法は抗生物質の服用です。
淋病
淋病はクラミジアと並び多い病気です。汚いおりもの、臭い、場合により腹痛など発症します。子宮や、卵巣、卵管の炎症がおき、場合により発熱も起こります。
男性は尿道痛や、膿が出たりもします。男性も泌尿器科にて検査をすることが必要です。治療方法は抗生物質の服用です。
ヘルペス
性器ヘルペスはクラミジア感染症につづいて多い病気で、特別な病気ではありません。
GH性器ヘルペスは単純ヘルペスウィルスが原因で起こります。外陰部に直径5mm以下のクレーター状の潰瘍が出来、強い痛みを伴います。ひどくなると、トイレにも行けないぐらい痛みを伴い、入院となることもあります。
ヘルペスには1型(口唇ヘルペス)、2型(性器へルペス)がありますが、オーラルセックスなどで1型のヘルペスが外陰部に出来る症例も増えてきています。
ヘルペスは一度感染すると、皮膚の奥の神経節に潜んでいて、体調が悪いときに潰瘍などの症状が出ると同時にウィルス排泄も行います。また、潰瘍などの症状が出ているときはもちろん、全体の6割が症状が出ていないときにウィルスの排泄が行われているというデータもあります。
身近なヘルペスは幼児期にかかるみずぼうそうで、これも神経節に潜んでいて、体調が悪くなると帯状疱疹(神経に沿って帯状に発疹が出る)として認められます。
このように出現方法が変化してきているヘルペスですが、約60%は無症状の時にウィルスの排泄が行われているため、パートナーなどに感染させてしまう恐れがあり、心配で性交渉も出来ないという人や、年に数回体調が悪いときに症状が出てしまう方いらっしゃると思います。
これは決して特別なことでないため、自分だけで悩む必要はありません。最近このような方を対象で、再発抑制療法があります。これは、薬を通常1日2錠服用するところ、1日1錠を継続して服用する方法です。お悩みの方はご相談ください。
口唇ヘルペス
外陰部ヘルペス
尖形コンジローム
尖形コンジロームは外陰部に鶏のとさかに似た突起物が出来ます。重症になると、カリフラワーのようにあたり一面花が咲いたようになります。男性はペニスの先、付け根に出来ることが多く、女性は外陰部、膣内、子宮頚部に出来ることが多いです。男性も泌尿器科を受診することが必要です。アナルセックスをしている場合肛門周囲にも出来ることもあります。痛みなどはないことが多いです。
治療は薬物塗布ですが、あまりにも広範囲の場合焼灼術が必要になることもあります。正常な突起物をコンジロームと間違えることがあるため、心配であれば一度受診をお勧めします。
毛じらみ
毛じらみとはしらみの一種で、性交渉で感染します。小学校、幼稚園などで流行る頭じらみとは異なります。陰毛に産み付けられる殻の固い卵と、成虫の動きは肉眼で分かるため診断は容易です。治療は駆虫薬(シャンプータイプ、粉末タイプ)での治療か、剃毛です。男性も泌尿器科にて治療をすることが必要です。日常生活でも注意すべき点があります。卵が発見されたら早急な治療が必要です。
Q 婦人科のがんについて
子宮頚がん
ヒトパピローマウィルスによって起こることが分かっています。
ではヒトパピローマウィルスはどのように感染するのでしょうか?
通常セックスで感染するといわれています。子宮がん患者のほぼ100%でウィルスが発見されています。最近はセックスの年齢も下がってきており、それに伴って年齢とは関係なく子宮がんが発生するのです。特に複数のパートナーとのセックスでは感染率も高くなります。
行政も対策を進めているところであります。札幌市がん検診助成について
このように若いのでがんとは関係ないと思っている方がいれば是非検査を受けることをお勧めいたします。早期発見すれば、決して怖い病気ではありません。
子宮体がん
子宮体がんは、子宮内膜組織に出来るがんです。症状としては、不正出血、おりものの増加、下腹部の張りなどです。比較的高齢者に多いと言われており、閉経後に増加します。通常の検診では行わないことも多いため、婦人科での相談をお勧めします。
卵巣がん
卵巣がんはいろいろな種類があり、年齢もさまざまです。ある程度大きくなると症状が出ますが、大きくなければ症状が出づらいのが特徴です。大きければ内診検査でも分かりますが、超音波検査にて確認することが重要です。通常の健診では超音波検査を行わないことも多いため、婦人科での相談をお勧めします。生理日を避けてご来院下さい。
Q 赤ちゃんが欲しい治療について
外来での妊娠希望の方への指導方法
施設によっては、妊娠を希望された時点で、専門外来に紹介という流れも多いです。最初から専門外来を受診することは悪いことではありません。しかし、妊娠を希望される方が多い雰囲気のため、患者さんによってはストレスを感じてしまう方が多いのが実情です。当院ではなるべく自然に、必要な検査、治療を提供し、ご妊娠していただけるよう目指しております。また、ステップアップの必要があれば専門外来へ紹介させていただきます。
♦婦人科診察での内診検査♦
- おりもの検査
- 子宮がん検査
- 超音波検査(子宮筋腫、内膜ポリープ、卵巣のう腫など)
♦以下の順番で方針を立てます♦
①基礎体温測定
(ルナルナのアプリから基礎体温計を連携させ自動で体温ノートに転送できます)
※基礎体温計はひなたクリニックで購入できます。3300円
↓
②タイミング療法
↓
③排卵誘発法
↓
④人工授精
また、体外受精からは専門外来へ紹介いたします。
♦以下の検査も周期にあわせてしていきます♦
- ホルモン採血検査(月経周期2~5日目・周期20日前後)
- 子宮卵管造影検査(造影剤を注入し、卵管の通過性を調べます)(周期7~12日頃)2024年2月より、関連施設の札幌マタニティウィメンズホスピタルで行います。
- フーナー検査(頚管粘液を採取して、頚管粘液と精子の状態を調べます)
- 精液検査・精子負荷検査(ご自宅で採取し、クリニックへ持参していただきます)
- 漢方処方
Q 月経移動について
月経移動とは、月経が来てしまうと不都合がある場合に早めたり遅らせたりすることです。
早める方法、遅らせる方法の2つの方法があります。
予定のある1ヶ月前の月経時に来院していただければ早める方法、遅らせる方法どちらでも対応可能です。
予定が迫っている場合は遅らせる方法のみでの対応となります。
早く来院していただいても対応できないので、予定のある1か月前の月経中の来院をお勧めします。
ご料金は移動の日数にもよりますが、3000円~5000円前後で保険診療外となります。
Q 生理が辛くて鎮痛剤が欲しいのですが(がまんしている場合を含む)
生理時、排便時やセックスの時にお腹、腰が重く感じる方は、子宮内膜症、子宮筋腫などが疑われます。通常、内診、超音波を施行します。生理中の方は腹部超音波のみで、内診は次の機会にすることもあります。
Q セックスの時の出血について
子宮頚管ポリープ、子宮膣部びらん、膣炎などが疑われます。診察時にまずポリープチェックをします。びらんからの出血や、子宮頚部がんも疑われるため、がん検診も施行します。また膣炎などにより出血することもあるため、おりもの検査、また必要に応じて超音波を行います。
Q 生理前や、生理後の不正出血について
ホルモン異常、子宮内膜ポリープが考えられます。内診、超音波検査、ホルモン採血検査などをします。
Q 生理前のいろいろな症状について(イライラ、不眠、むくみなど)
PMS 月経前症候群の疑いがあります。漢方薬や、ピルにて改善することが多いため、患者様と相談した上で、適切に処方します。
Q おりもののにおい、色、かゆみについて
性行為感染症やカンジダ、膣炎などが考えられるので、おりもの検査をします。
中には膣内洗浄ビデなどで念入りに洗浄している方が症状の出やすい場合があります。常在菌まで洗い流してしまっていることもあります。
また、同時にがん検診を希望される場合、腟炎のためがん検診の結果が、通常は異常のない方でも異常ありと判断されることがあるため、炎症がおさまってから、がん検診をする場合があります。クリニックでは、デリケートゾーン用の泡せっけんを販売しております。サンプルもご準備しておりますので、どうぞご検討ください。
Q アフターピルについて
コンドームが破れてしまったなど、避妊に失敗した場合に緊急で1錠を服用するお薬です。
避妊に失敗してから72時間以内に服用する緊急避妊ピル(アフターピル)を処方します。健康保険が使用できませんので、保険外診療となります。
また、避妊に失敗する前に、事前に処方は出来ませんので、ご理解ください。
レボノルゲストレル錠 7700円(従来のノルレボ錠のジェネリック品です)
医師とお話のみで、内診等はありません。お薬代込みのご料金となります。
72時間以内に服用しなければならないので、お早めにご来院ください。
緊急薬なので予約が埋まっていても待ち時間をご了承いただけましたら承ります。
Q 出血していても診察はしてもらえますか?
しかし、出血量によっては、がん検診や超音波はできない場合があります。緊急を要しない場合は出血が治まってからの受診をおすすめ致します。
Q ワクチンについて
ご予約、お問い合わせはお電話でお願い致します。Webからはご予約いただけません。
インフルエンザワクチンにつきましては、トップページにてワクチンが入荷次第、お知らせいたします。
Q 更年期症状について