アフターピルは薬局やマツキヨで買える?ドラッグストアでの値段やどこで買えるのかも解説


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アフターピルは、マツキヨのようなドラッグストア・薬局で販売されていません。

しかし、市販化を望む声が多いことから、2023年の11月から国が「アフターピルの試験販売」を開始しました。

試験販売について詳しく見る

薬局での試験販売は、「電話確認・面談・個人情報の提供」が必須とされており、購入ハードルは高いのが現状です。

一方で、2020年ごろからは病院への受診なしでアフターピルが入手できる「オンライン診療」が広まりました。

医師の診察は電話やビデオ通話で行われるため、プライバシー面や利便性も好評です。

アフターピルの
オンライン診療
詳細
ソクピル
電話で診察
1回/8,800円
>>公式サイト
クリニックフォア
ビデオ通話で診察
1回/8,778円
>>公式サイト
エミシアクリニック
LINEで診察
1回/9,350円
>>公式サイト

※税込/保険適用外

オンライン診療8選をまとめて見る

※この記事はPRを含みます。

アフターピルは基本的に薬局やマツキヨのようなドラッグストアでは購入できない

アフターピルは、マツキヨのようなドラッグストア・薬局では販売されていません。

入手するためには、病院やオンライン診療で医師の診察を受ける必要があります。

▼医師の診察が必要な理由

  • 服用が必要かを判断するため
  • 適したアフターピルを判断するため
  • 服用が問題ないかを確認するため
  • アフターピルを正しく使うため

なお、アメリカやイギリスなどでは、医師の診察がなくてもアフターピルを薬局で購入できます。

日本でも市販化を求める声は上がっていますが、実現には至っていません。

しかし、実現を望む声が増えていることから、2023年には薬局での試験販売が開始されました。

【アフターピル】145店舗で試験的に薬局販売を開始

期間2023年11月28日〜未定
店舗全国145店舗
持ち物身分証明書
お薬手帳
現金など
値段7,000~9,000円

2023年11月28日より、全国145店舗の薬局でアフターピルの試験的な販売が開始されました。

国内には約6万店舗の薬局があることを考えると、取り扱い店舗は非常に少ないのが現状です。

なお、試験販売は、「医師の診察がなくてもアフターピルを適切に利用できるか?」を確認するために行われています。

アフターピルを買える薬局はどこ?

アフターピルを買える薬局は、全国で145店舗のみであり、取り扱い薬局リストで確認可能です。

▼販売店の例

北海道/東北旭薬ホクト薬局
スタイル薬局
あらい薬局
甲信越/北陸プラス薬局
あおぞら薬局
関東滝川薬局
あすか薬局
ケイ薬局
中部あおば薬局
けやき薬局
関西オリーブ薬局
森薬局
中国/四国しおん薬局
ひまわり薬局
九州/沖縄学園台薬局
こくら虹薬局

リストに名前が載っていても、タイミングによっては在庫不足の可能性があります。

また、購入できるのは薬剤師が働いている時間のみです。

在庫や薬剤師がいる時間帯は、事前に電話で確認しておきましょう。

【薬局】アフターピルの値段はいくら?

薬局のアフターピルは、7,000~9,000円ほどで購入できます。

販売されているのは、性行為から72時間以内の服用で効果が期待できるアフターピルのみです。

支払い方法は、店舗によって異なります。

アフターピルの種類と避妊率

アフターピルが薬局やドラッグストアなどで市販化されない理由

アフターピルが市販化されない理由は、悪用や誤用などのリスクがあるためです。

日本産婦人科医会が実施したアンケートでは、9割近くの医師が、アフターピルの市販化に不安があると回答しています。

▼アフターピル市販化に対する不安点

  • 転売
  • 性暴力への悪用
  • コンドームの使用率の低下
  • 性感染症リスクの増大
  • 妊娠していた場合の対応の遅れ

アフターピルが簡単に手に入れば、制限時間までに服用できる女性は増えることが予想されます。

一方で、アクセスが良くなれば、間違った使い方をされる危険性が高まるリスクも。

本格的な薬局販売が行われるのかは、試験販売の結果やメリット/デメリットを考慮した上で決まります。

すぐもらえるのは?アフターピルを薬局以外で入手・購入する方法

病院やオンライン診療で医師の診察を受ければ、すぐにアフターピルが入手できます。

▼アフターピルを入手できる場所

  • 産婦人科
  • 婦人科(レディースクリニック)
  • 一部の美容クリニック
  • 一部の内科や精神科
  • オンライン診療

産婦人科や婦人科は、診察と一緒に性病などの検査も受けられることがメリットです。

オンライン診療は、土日や深夜も営業しているため、忙しい方でも利用しやすいのがポイント。

それぞれメリットとデメリットがあるため、利用しやすい方を選びましょう。

産婦人科や婦人科などを受診

アフターピルは、産婦人科や婦人科で処方を受けられます。

受付では身分証明書の提示が求められることもあるため、受診の際は持参しましょう。

なお、病院によって営業日時・予約の必要性は異なります。

「受診したのに休診日だった」と後悔しないためにも、事前に公式サイトを確認しておきましょう。

自宅近くの産婦人科を探す

スマホやPCを使用してオンラインで受診

オンライン診療は、スマホやPCがあれば自宅でアフターピル処方が受けられるサービスです。

診察は電話やビデオ通話を使って行われ、診察後には自宅へアフターピルが郵送されます。

※医師の判断によってはお薬を処方できない場合があります。

ほとんどのオンライン診療は、当日予約を受け付けており、予約後すぐの診察も可能。

診察後すぐにアフターピルは郵送され、1〜2日で自宅のポストに届くため、緊急時にも役立ちます。

アフターピル(緊急避妊薬)とは

アフターピル(緊急避妊薬)は、性交渉から72時間または120時間以内に服用することで妊娠を防ぐ薬です。

価格が1万円以上と高額なのは、保険が適用されないためです。

アフターピルの種類と避妊率

日本で主流のアフターピルは、「ノルレボ」「レボノルゲストレル」の2種類です。

どちらも、性交渉から72時間以内に服用することで避妊効果が期待できます。

なお、アフターピルは、服用が早いほど高い避妊効果を見込めることが特徴です。

▼時間の経過による避妊率

性行為から
経過した時間
避妊率
24時間以内95%
25〜48時間以内85%
49〜72時間以内58%

ノルレボとレボノルゲストレルは、同成分なので効果も同じです。

なお、最近は海外製のアフターピル「エラワン」を取り扱うクリニックも増えています。

エラワンは、服用までのタイムリミットが長い点が特徴で、性行為から120時間以内に服用すれば、約98%の避妊効果が期待できます。

アフターピルの副作用

アフターピルの主な副作用は、吐き気・嘔吐・頭痛・下腹部痛などです。

発現率は100人中5人以上とやや高めですが、中には副作用が全く出ない人もいます。

なお、副作用は予防したり、薬で緩和したりすることも可能です。

症状対処法
吐き気
嘔吐
吐き気止めを服用
食後にアフターピルを服用
頭痛
下腹部痛
痛み止めを服用

万が一、アフターピルを服用して2時間以内に吐いた場合は、追加で1錠服用する必要があります。

再服用が必要なのは、アフターピルの成分が吸収されておらず、避妊効果を得られない可能性があるためです。

副作用を詳しく見る

どこでもらえる?アフターピルや薬局販売に関するよくある質問

アフターピル(モーニングアフターピル)を薬局で買えないのはなぜ?

アフターピルを薬局で買えない理由は、悪用や乱用を招く危険性があるためです。

悪用や乱用を防ぐためには、正しい性の知識の普及も必要。

一部の医師からは「アフターピルの市販化と性教育を同時進行で進める必要がある」といった意見も挙がっています。

アフターピルの薬局販売はいつから?

アフターピルの薬局販売(市販化)の時期は未定です。

市販化されるのかも明確には決まっておらず、現在は検討の段階。

試験販売の結果次第では、アフターピルが市販化される可能性もあります。

アフターピルの買い方・もらい方は?なんて言えばもらえる?

アフターピルが必要になったら、まずは「どこで買うか」を決めましょう。

病院を探す場合は、営業日時や予約の有無も確認しておくのがおすすめです。

▼アフターピルを販売する場所

産婦人科
婦人科
電話やネットで予約
※病院により異なる
オンライン診療ネットで申込み
一部の薬局電話で事前に連絡

予約や申込みの際に、「アフターピルの処方を希望します」と伝えておくとスムーズです。なお、診察や薬剤師との面談は、質問に答える形で進みます。

アフターピルは男性が購入しても良い?

男性は、アフターピルを購入できません。

アフターピルを処方してもらうためには、服用する本人が診察を受ける必要があるためです。

なお、試験的にアフターピルを販売している薬局でも、服用する本人しか購入できません。

アフターピルは未成年でも入手できる?

アフターピルの服用自体に、年齢制限はありません。

しかし、一部の病院では年齢制限を設けていたり、保護者の同意・同伴が必要だったりします。

▼アフターピルの年齢制限

薬局16歳以上
※未成年は保護者同伴
病院未成年でも購入できる
ところが多い
オンライン診療基本は18歳以上

アフターピル(緊急避妊薬)の代わりになるものなら市販で買える?

アフターピルの代わりになるものには、「中用量ピル(プラノバール)」が挙げられます。

避妊効果はアフターピルより劣りますが、現在も緊急避妊薬として処方されることも。

ただし、中用量ピルもアフターピルと同様に、市販されていません。

アフターピルはどこで買える?病院やオンライン診療、一部の薬局で販売

アフターピルは、病院オンライン診療で処方してもらえます。

▼アフターピルを買える場所

  • 病院(産婦人科や婦人科)
  • オンライン診療
  • 一部の薬局

全国で145店舗ほどと販売店は少ないですが、アフターピルは薬局でも購入できます。

ただし、事前の電話確認や薬剤師との面談が必要なため、購入のハードルは高めです。

できるだけ心理的な負担なくアフターピルを入手したいなら、電話で診察を受けられるオンライン診療も検討してみましょう。

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【未承認医薬品等異なる目的での使用】エラワンは、国内では効能・効果への承認が下りてない自由診療の医薬品です。
【入手経路等】国内医薬品販売代理店
【国内の承認医薬品等の有無】ノルレボ・レボノルゲストレル
【諸外国における安全性等に係る情報】頭痛、吐き気 、不正出血 、乳房の張り等のリスクがあります。
【医薬品副作用被害救済制度について】万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる。